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  • ishikawa59

習慣は意思よりも大切!「能率よく仕事も勉強もこなす」習慣



1.「“初めてのこと”を怖がらない」習慣

「物事をやる時、“最初”と“第二回目”では天地の違いがあるが、第二回目と第三回目ではほとんど違いはない」 南極探検隊初代隊長・西堀栄三郎「石橋を叩けば渡れない」

 一寸先は闇」の世界南極は「未知の世界、“初めて”の時の試練の大切さで、何か新しいことを始めようと する時、未知への恐怖と不安がつきものですが、それを乗り越えて行動する勇気が大切です。その勇気が ないといつまでも自分の願望は達成できません。


2.「“緊急かつ重要な用件”から片づけていく」習慣

「遊びをせんと生まれけむ、戯れせんと生まれけん、遊ぶ子供の声聞けば、我が身さへこそ動がれる」 平安時代末後白河院選「梁塵秘抄」

 「遊びをしようととして、自分はこの世に生まれてきたのだろうか。戯れをしようとして、この世に生まれてき たのだろうか。無心で遊んでいる子供たちの声を聞くと、つい自分も遊びたくなってしまう」という意味の歌。勉強や仕事を能率的にこなす方法初めに… 今手をつけている仕事や勉強を終えたら、現実的で楽しい“ごほうび”を用意しておきます。


先ず、「雑用」と「大事な用事」を区別して優先順位をつけてから取り掛かります。「緊急かつ重要な用事」を 最優先して、その順番に従い行動するだけの簡単なことですだけで能率は数倍違います。


3.「筆マメ・口マメ・足マメ」の習慣

三マメ主義 …

  1. 礼状を出すことや復習を一週間以内に必ず”実行する習慣で、「即座に実行する習慣」を大切にする

  2. 口頭で何か不満はないか、覚えていたかを確認してフォローしておく

  3. お客様にマメに顔を出しているか、学習したことをマメに復習して確認しているかどうか


4.「答えが見つからない時、いったん、その問題から離れてみる」の習慣

「人間はどう教育しても不完全なものである」 夏目漱石「文藝と道徳」

 いくら考えても解決策が出てこない時は、要点を手帳などに記し、いったんその問題から離れると後で思いも よらない解決策が浮かぶことが多々起こります。これは人間に与えられた潜在意識のなせる業です。人間の記憶力は、なまじその場しのぎの中途半端な解答を出すと、それが正解と錯覚してしまい、その問題をすっかり忘れてしまうものだ」 東大の大脳生理学者・時実俊彦教授 中途半端な答えは、解決策と錯覚し「いちおう、答えをだした」という気になってしまい、潜在意識には刻み 込まれずに、問題解決のヒントが目の前にあっても反応しなくなるからです。


5.「“すきま時間”を活用する」習慣

「自分勝手な用事を手に負えぬほど製造し、苦しい苦しいと言うのは自分で火をかんかんに起こして暑い暑いという様なものだ」夏目漱石「吾輩は猫である」

 生活の中には、大した意味のない“すきま時間(なんとなく過ごしていまっている時間)”が散らばっています。 一日の中に五分とか十分は細切れの時間で、できるだけ積極的に活用すれば能率はグンとアップします。 すきま時間を活用するためには、普段から「コマ切れ時間でやるべきこと」をメモを記しておくこと。


6.「重要な仕事や勉強は“自己ベストの時間”で処理する」習慣

自己ベストの時間が、試験時間に合わせると起床は7時–8時になる

 自分が一番集中できる時間帯は個人差があり千差万別ですので、「ベストタイムをしっかり把握」しておき、最 も重要な勉強や仕事は他人に邪魔されないような工夫が必要です。邪魔されなければ、能率は今までの数倍 はアップします。「現状はよほど苦痛でなければ変えることを敢えてし得ないものである」 夏目漱石「日記」 物理学の「慣性の法則」人間にあてはめると… 「今までのその人の動き(行動習慣)は、他から別な力を加えない限り、その人はずっと今までと同じ働きを 続ける」。


7.「大事な用件は復唱する」習慣

依頼された方は復唱し、依頼した方は相手に復唱させるのが、「依頼と命令授受」のセオリー

「人間の行為とか思想は常に誤解されるもの。正しい理解には反復して表現する必要がある」 森鴎外


8.「“パッとひらめいた思いつき”は、直ぐメモる」習慣


「蟻の一穴から堤防も崩れる」と同じ意味で、人間の知恵です

小事をもって大事を知る


浅き位に因って深き位に入る


是れ知恵の性なり


   (無住「雑談集」)

 アイディアは「時をかまわずに頭に浮かんできます」何ならかの形で保存が必要ですので、いつもペンと紙の 準備があればOKです。紙に書くという行為はとても重要で、全神経がそのことに集中しますので、自分の「心」 に書きとめていることになり潜在意識に刻み込まれます。


9.「テキパキと行動する」習慣

「理屈ばかりこねていても実行が伴わなければ進歩はない」

 「そのうち」「いつかは」などの仕事や勉強は、いつまでたっても達成できません。期限のない勉強や仕事は ルーズになりがちです。「いつでもできる」ものこそ、厳密に具体的な行動計画を立る習慣がつくとその姿勢が 積極性を培うのに大いに役立ちます。もちろん期限の決まっていいることは、綿密な計画が必要です。 「行動カレンダー」でテキパキ片づけていくと、知らず知らずのうちに積極性が身につきます。


10.「目標や問題点を書き出す」習慣

「己に真の志あれば、無志の者は自ら去る、畏るるに足らず」  吉田松陰

 「目標をしっかり持て、そうでないと、くだらない人物にさえ引きずり回されてしまうぞ」という意味です。問題点 が生じなかなか解決策が見つからない場合は、問題点がどこにあるのかを具体的に捉えることが大切です。問 題点がハッキリすればそれに対応する何らかの策が出てきます。


 問題点を明確化するには、「紙に書き出す」こと。ハッキリしたカタチで問題点が現れます。後は思考を解決策 だけに使えば、余分な頭を使わなくて済みます。


11.「自分には厳しく、他人には暖かくする」習慣

「一から十まで完璧に準備してから始めるのでは、何時までたっても何もできない」 三木清「哲学的人間学」

 「成功者」と「成功しない人」の差は、「行動力」の差で、消極的な人は何時までもウダツがあがらない人は、や れない理由を述べる「名人」です。積極的な人は、とにかくやれるところから手をつけ始めます。


 積極派の人は「即座処理」を心がており信頼と自信を得て高収入を得ています。言い訳をしたがっている人 がいる人がいたら聞いてあげるようにすることです。ただし、「人の言い訳は聞け」と言いながら「自分では言い 訳するな」と言っている人は、「自分には厳しく」「他人には暖かく」というプラス思考をする人です。


12.「後始末を大事にする」習慣

「後悔などしても始まらない。だが、後悔のないところに成功は生まれない」 萩原朔太郎

 どんなことも「計画」⇒「実行」⇒「検討(チェック)」の流れで進みます。特に実行後の”後始末“反省点があっ てこそ、改善すべき問題点も明らかになります。仕事も勉強も問題解決のプロセスですので、しっかりした計画 が立てられる訳です。後始末をしっかりしていないと何事もスムーズに進行しません。


 「確かに失敗をしでかしたけれども、死ぬほどのことではない。努力すれば、何とか乗り切れることができる筈 だ。死んだつもりで一所懸命やれば、また新しい道が開けてくるものだ」というように「失敗は成功の母」と受け 止める“後始末”が身のためです。流れる川は、どんな障害物に出合っても少しも慌てません。スリル、サラリと 回り込んで自然に流れていきます。


13.「迷ったら人に聞く」習慣

「下手な考え休むに似たり」「バカを重ねてきた利口と、普通の利口とは別のものである」 寺田虎彦

 馬鹿(失敗)も人生の肥やしです。先輩の失敗談は、現在立派に成功している証で、懐かしい思い出として 余裕をもって失敗談を話しています。

失敗談を生かすポイント…

 「どのようにして失敗から抜け出したか」「積極的に見えるが、昔はずいぶん失敗し、弱気だったんだな」とい うことがわかると、劣等感は軽減されます。また、現在の仕事のヒントがたくさん得られて一石二鳥です。

行き詰ったときの問題解決の秘訣は…

 いったんその場を離れ、外に出て他人の意見(できれば異業界の人の話)を聞いてみることです。自分では わかっていたつもりでも、改めて質問されると、自分では気がついていないネック(問題点)が必ずあり、大事な 点が落ちていることに気がつくことが多々ありますので、とにかく「分からないことは他人に聞く」のが一番です


14.「“部分”ではなく“全体”を見る」習慣

絶体絶命の精神状態でも「部分と全体の見方」一つで「能力開発」はできる

「一部分」しかみていないのに、それがあたかも「全体」であるかのような錯覚に陥ることがありますので要注意。16歳で無腐壊死(骨が腐る病気)という難病になった加藤美智子さんの例…


 爪が根元から化膿して激痛の日々。歯はポロポロと抜け、髪の毛も抜け、体重22㌔グラム、血圧60–30。親に 対する恨み、神まで呪う孤独な闘病生活中に城野宏氏(中国で15年間政治犯で、夏は摂氏40度以上、冬は 零下30度以上の過酷な牢獄生活を体験)に出合い激変する

  • 「なんだ身体中を病んでいると聞いたけど、手は動くじゃないか」「目はみえるかい?」「耳はちゃんと聞えるのかい?」・・・「心配ないよ。あなたの身体は90%正常じゃないか」という言葉を聞いた途端、頭に巣っくていた暗闇は引いていったとのことです。

  • 「身体を病んでいるといっても、手足も動く。目も見える。耳も聞える。しゃべることもできる・・・よく考えてみるとおっしゃるとおりだ。ほんの一部だけが病んでいるにすぎないのだ」と「大発見」したそうです。すると不思議なことが起こったそうです。

  • 壊死していた爪や髪の毛が生えてきたそうです。股関節の激痛も薄らいできて、長い間蝕んでいた難病が、活動を停止したという不思議な体験談です。


15.「“今やるべき事”は即座に着手する」習慣習慣

「後でやる」「明日やる」という人は、何時までたってもやらず

 締め切りが今月中なら、「まだ1ヶ月もある」と考えてはいけません。「1週間以内が締め切り」というくらいの気持ち で自分を追い込み、とりあえず集中的に着手して見ると、他にどんな資料が必要なのか、まとめるのに何日くらい かかるのかなどの見当がつきますもで、テキパキと片づけていくことができます。特に慣れていない新しいことに 取り掛かるときは、「即座着手」が有効です。


16.「一所懸命、仕事や勉強に打ち込む」習慣

「心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞えず、食えども味を知らず」  孔子(気持ちを現在に集中させることの教訓)

物事が実るためには、どうしても時間がかかります。春に花を咲かせた木は、秋にならないと実をつけません。 一日も早く実らせようと無理をすると、挫折します。インスタントなものは結局、自分のためになりません。 「山にこもって修行しようと思う」などと本気で考えすっかり感傷的になって虚無感や疎外感をいだいている人 の場合、大抵仕事や勉強への姿勢が原因です。ある日、ふと立ち止まって自分を直視した時、たまらない空し さを感じることがあります。「仕事・勉強はつまらない」という気持ちを潜在的に抱いている人が陥りやすい現象 です。


仕事・勉強は。自分の個性と人格を磨くためのものですので「つまらない」と思いながらやっていると、決して身 のためになりませんので「つまらない」などと思わず「一所懸命、打ち込む」習慣が大切です。

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