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  • ishikawa59

身につけておいて損はない、プラス思考の生活習慣



1.「大自然と接する」習慣

「大自然に勝る“教育者”はない」フランス文学者、啓蒙思想家J・J・ルソー

 「人間の教育」も自然界の摂理に学ぶこと、植物を育てるやり方「農業法」での教育を謙虚に受け止める必要が あります。人間の成熟は樹木の生長と同じで成熟するまでには、時間がかかります。土壌(環境)や肥料の良し 悪し、手入れの仕方も成熟に影響を与えます。人間は自然界から誕生した生き物で、「人間の教育」を近代文 明の「工業法」でやろうとしても効果は上がらない場合も多々起こります。鋳型にはめた“速成大量生産”式教育 では無理が起こります。教育は自然農法の丹念さがないと芽が出ないもです。  週に1回とか月1回位は“自然と接する”機会を意識的につくり習慣化すると、だんだん心が宇宙大に広がって のびのびしてきて、コセコセした日頃の些事が吹っ飛びますし、孤独になり自然の中で考えると別な視野が開け てきます。

迷いや悩みがある時、壁にぶち当たった時には効果満点で、自然の中に溶け込んだ時、人間が一番 人間らしくなれるので、大自然との接触は、人間の「原点」です。


2.「楽観的な人生観を持つ」習慣

自分ではどうにもなできないことは「自分の意思で生まれた訳ではなく、いつかは死ぬ」こと

 最大のポイントは、毎日をどのような「心の態度」で生きるかということ。 笑って明るく暮らしても一生。暗い顔をした嘆きに人生も一生。どうせ一度の人生なら、明るい人生を送ろう。

物事を暗く考えてしまうのは本当に悪い癖です。とにかく明るく、明るく・・・。苦しい時には「死にもぐるい」で 明るく、楽観的に・・・。


3.「日々新たなりを実践する」習慣

身体は日に日に新しくなっていますよ

 皮膚(筋肉・内臓)は日々新しく作られ、昨日までの古い皮膚は垢(アカ)と(筋肉・内臓は溶けて尿などと一 緒に流れ出て)なって落ちていきます。生きているのもは常に新しく、昨日とは違う新しさが加わっています。


 勉強や仕事の進め方にも、常に新しい血が流れていなければなりません。昨日よりは今日、今日よりは明日 というように、工夫をめぐらして進歩しなければなりません。

 日常生活でも勉強でも小さいことだからとバカにせず、行き届いたやり方を工夫する習慣が大事です。「こう した方がいい」と気づいたことは早速改善します。このような姿勢が「日々新たなり」で、新鮮な血が流れてい る証拠です。「善は急げ」といいます。


 例えば、定年退職して家でブラブラした生活を始めると一気に老いてしまうのは、「はたらき」がなくなって、 生きる力が弱まるからです。心臓でも細胞でも常に働いて新陳代謝しており、新しいものを取り入れ古いもの を排泄して常に働いているからこそ生きていけるのです。


4.「“人生、何が幸いするかわからない”と思う」習慣

人間万事塞翁が馬

「一時的に悪そうに見えても、あわてることはない。その苦しみが少しばかり続いても、必ず突破できる。途中 で投げ出したりしなければきっと目標は達成できる」という教訓です。

「災難の中には幸せの芽が潜んでいる」(モチベーション講演者:ジョセフ・マーフィー)


「いま泣く者よ、後で笑うことを得ん」(聖書の言葉)

 「苦難を乗り越えてこそ本当の幸せの芽をつかむことができる。」と言っています。つまり、「目標達成が近づい た時こそ最大の難儀がやってくる」とも言いえます。


「生き詰まりは発展の前ぶれ」


人間の小さな知恵で考えてもどうにもならない問題が、たくさんありますので、後は「人間万事塞翁が馬」の心 境で天命を待つ。このような達観が大事です。


5.「プラス面に目を転じる」習慣

「目標達成」について、物理学者:江崎玲於奈

アメリカ人

目標の80%達成で最良!(Very Good!)、60%位だと良!(Good!)、20–30%位でまあまあ(OK!)と評価。

日本人

目標の80%達成でまあまあ、60%位だと「反省の余地多分にあり」と評価し、目標を100%達成しないと「成功」したとは評価しない。

 日本人は「完全主義」という特性があるようですが、アメリカ人は「失敗」の部分に目を向けないプラス思考で、 「うまくいった」部分に目を向ける肯定的な考え方です。


 物事を「うまくいった部分」「いい部分」に目を向けることは、「クヨクヨと悩まない」こと。何事につけ「うまくいか なかった」とのマイナス面だけにとらわれて悩んでばかりいては、いつまでたっても積極性は身につきません。 失敗は失敗として冷静に対応する必要があり、いつまでもとらわれていても心理的には「百害あって一利なし」 です。「失敗した」という事態でも、その中のプラス面に目を転じる習慣が大切で、「50%は失敗したが、後の50 %はうまくいっている」というプラスで思考します。

「無意味な積極より、意味のある消極の方がなんぼう積極であるか分からない」:志賀直哉


物事をプラス面に目を転じることで、積極的な第1歩を踏み出すことができます。


6.「むやみに腹を立てない」習慣

「あまり怒りよると、とうとう腹も立てられないような、不幸な身体になってしまうぞ」吉田松陰

 すぐにカッカと興奮してしまう人、「怒りん坊」の人は、何らかの病気で苦しんでいるか、高血圧で悩んでおり、 「むやみ怒りは寿命を縮める」。


 「怒り」「悲しみ」「恐怖」「心配」「憎悪」「うらみ」などの精神状態の時、人体にはある物質が発生し、かな り毒性があるという結論(ハーバード大学ゲーツ教授の実験)


 毒蛇は、毒を溜めておく袋があり、袋から出た毒はうまく体外に出る仕組みになっており、自分には害がない ようになっています。人間にはそのような仕組みはなく、自分が出した毒は体内を回って病気を作り出します ので、毒をつくってはいけません。

7.「悪い時にジタバタと煩労(はんろう)しない」習慣

「病気のことを思い煩えば病気を引き寄せてしまう」因果の法則(心の法則)

 人間の体の中で一番激しく血液が循環しているのは脳細胞と言われており、脳細胞の血液が清浄で新鮮な 養分を運んでいれば、いくら働かせても脳は疲れないそうですが「心配」「不安」「恐れ」「疑い」などの取り越 し苦労から生じた毒素が血液に入ると、心労で生じた「毒液」を脳細胞に供給することのなるので脳の働きは 途端に鈍るそうです。


 昔から「病人と親しい人が看病してはいけない」というのは、近しい人が看病するとどうしても心配そうな顔や 悲しそうな表情をしてしまい、病人は「自分の病気はかなり重症なのだ」と敏感に察知します。

「悪い時にジタバタしたら、さらに悪いことを引き寄せる」(尾崎一雄)

胃腸の具合が悪かった時に健康になったのは、「足心道」という健康術と「心の持ち方」を変えたからで、「病 は気から」と言われています。


 「気」は生命エネルギーで気が低下してくると病気になります。生命エネルギーを高めるには「自分 の病気は必ず治る」と固く信じること。この強烈な意識は自然治癒力と多いに関係していそうです。


8.「“足心道”で身体を健康にする」習慣

「足の汚れが万病の原因だった」(「足心道秘術=健康術」研究指導家:官有諜)

 足心道(=足を揉んで血液の循環をよくしてあげる健康法)は、体中の細胞に酸素や栄養を届けている血液 ですが血管を大きく分けると三つの流れがあり、流れが滞ると障害を起こします。

  • 一つ目は動脈で新鮮な酸素や栄養を運ぶ

  • 二つ目は酸素や栄養を細胞に渡し炭酸ガスや老廃物などの汚れを受け取る作業をする毛細血管

  • 三つ目は 体内でできた炭酸ガスや老廃物を腎臓や肝臓などの運ぶ役割の静脈

第二の心臓といわれる足の裏は、

心臓から一番遠くにあり引力で引っ張られている足裏は特に血液が滞りやすく、毛細血管が縦横無尽に走っており汚れがつまり易い場所ですので活発に働らかなければ障害が起こります。


ですから、足の裏を徹底的に揉む健康法です。


9.「取り越し苦労しないで行動する」習慣

今の仕事や勉強が面白くないのは「人生の目標」がないから!

 面白くない時や「人生の目標」がない時は、とにかく今の仕事や勉強に全力で打ち込んでみることです。今 うまくいっていなくても、面白くなくても、今を一生懸命生きることが大切で、着実に努力を続けていると自分の 方向性が分かってきて、その方向に歩いていると誰かがすばらしい助言をしてくれたり力を貸してくれる人が 必ず現れます。なかなか協力者が現れない人は、仕事でも勉強でも中途半端な人で夢も希望も目標もなく 「休まず、遅れず、働かず」姿勢のタイプで未来に目が向きません。

「どんな目標であれ、目標を目指して努力する過程にしか人間の幸福は存在しない」(三島由紀夫)

目標が決まったら、取り越し苦労しないでスタートすることです。一生懸命打ち込んでいると助けてくれる人が 必ず現れます。


10.「人よりも“半歩”だけ余分に努力する」習慣


「成功と不成功の差はほんのわずかだが、そのわずかな違いに重要な意味がある」

およそ成功の分かれる所は僅かに一歩の差である。


一歩先んじて進む者は成功し、遅れる者は不遇を嘆く。


故に人は常に機を見るに敏なることを要する。


              (大阪の政商:五大友厚)

 上記は、士魂商才の核心として商人たちに伝えられてきた「一歩の差」の教訓ですが、高校や大学入試の合 格や不合格かの差は、僅か1点ということが多々起こります。その僅かな差がその人の運命や人生の流れを大 きく変えることもありますので、何事も僅かな差に重要な意味があります。


 プロ野球の選手で打率が2割5分の選手と3割5分の選手の年俸は数倍の開きがありますが、実際の内容では それほど大きな差はありません。3割5分の選手は、2割5分の選手より10回の内1回分(10%)だけ余分にヒット を打って頑張っているだけのことで、その僅か無さに生命をかけています。

 「自分は本当に全力を出し切っているか?」今までの2倍も頑張るというのではありません、10%だけ 努力をアップすれば良く人より半歩余分に努力すればいいのです。


11.「気を病まない」習慣

「心の作用」が内臓も自律神経も支配しているので、健康は「普段から明るい心がけ」が大切!

不安、悩み、心配、緊張、恐怖などのストレスで病院を訪れる50%が精神科の病気で気から生じた病。

例:心療内科の第一人者である九大医学部教授池身酉次郎の症例(「心で起こるからだの病気」)


「鯖を食べるといつも下痢をする人に、胃腸のレントゲン撮影に使うバリウムを飲ませ、今飲んだバリウムには鯖のエキスが入っていたと告げると、たちどころにトイレに駆け込んだ。実際には鯖のエキスは入っていないのに下痢を起こした」下痢の原因が一種の恐怖心。また心労が続くと胃の粘膜に出血が起こりただれたり、激怒すると胃は充血します。心臓も同じで「所見で異常がないのに心電図をとると異常が現れるため、眠っている間に心電図をとったら正常だったことを本に知らせて再度取り直したら正常値のデータが現れた。」

内科を訪れる患者の80%が「家庭内のイザコザ」が原因。


30%: 親子のトラブル


25%: 夫婦の不和


 5%: 嫁と姑のイザコザ(農家の場合28%が、嫁と姑のイザコザ)


12.「物事を良いほうに解釈する」習慣

明るい挨拶は明るい職場や家庭の基本。笑顔は人間関係の基本

埼玉県本庄市グランドホテルの合言葉「一にニッコリ、二にお辞儀、三に挨拶や言葉をかけましょう」

  1. ニコニコできる人は健康

  2. 家庭(職場)生活が円満

  3. 笑顔は人間関係の基本

  4. 物事を良いほうに解釈する習慣

  5. 自分の笑顔を鏡に写して研究する


13.「陽転思考をする」習慣

人間には「仕草の癖」があるように「考え方の癖」もある

 何かにぶつかった時、直ぐに「暗いモノの考え方」にスイッチが入ってしまう癖のある人、前向きで「明るいモノ の考え方」をする人がいますが、苦しい時、悲しい時に急に明るくなれるものではありませんが、一時的に悪そう に見えても慌てない方がいいようです。「人間万事塞翁が馬」を思い出しましょう。


 人は赤ん坊の時ニコニコ陽気で無邪気だったのがいつの間にか「邪気」が入り、暗いモノの考え方をしてしまう 悪い癖を身につけてしまいました。

 野に咲く花は室内に入れて置いても光がさす方向、陽の当るほうを向いて咲いています。感情の無い花でさえ 明るいほうが好きです。まして感情のある人間なら誰でも「陰」より「陽」を好むのは当然で、陰気で暗い人は好ま れず、明るく快活な人の周りに人が集まります。笑って暮らしても一生。 暗い顔をした嘆きの人生も一生 。どうせ 一度の人生なら毎日明るく過ごしたいものです。


14.「病的観念を描かない」習慣

「心」を自然に還すことの重要性

 この世の全てのモノは「自分の心に描いたもの」心で認めたものだけが存在し、「自分の心で認めないもの」は 存在しません。例えば「肩こり」の症状を知らない人は、肩こりの経験が無く自分の心に肩こりを描けません。


 肩こりという言葉だけ知っているだけで、認めようにも認めようが無いのです。だから肩こりが存在しないのです。 例えば、「心」が悲観の状態になると誰でも食欲がなくなりますし、「自分は生まれつき身体が弱い」を口癖にし ている人は、心には「病弱な自分」が描かれていますので、心に支配により「身体が弱くなる」訳ですから、こうし た病的観念を描かない「自然な心」に還る必要があります。


15.「優柔不断を捨てる」習慣

「世界中で最も不幸なのは優柔不断の人間である」ゲーテゲーテは「何か行動を起こして失敗することよりも、自分の“優柔不断の習慣”の方こそ恐れよ」と説いています。

優柔不断な人…

 ああでもない、こうでもないと迷っているのは、どれも捨てようとしていないことで決断ができないからです。決断 することは、どれか他のものを捨てること。「捨ててこそ浮かぶ瀬」があり「二と追うものは一兎も得ず」と同じです。 優柔不断は周囲の人々にその不快な雰囲気を感染させますので、職場でも家庭でも空気は腐ってしまいます。

決断が早い人…

 一旦事を決したら、とりあえずそれが最善の条件として行動に移します。それがうまく行こうが行くまいが、とにか く成り行きに任せます。「うまく行くことだけを確信」して、ただひたすら前進して行きます。果断の人は一事にいつ までもしがみついていません。次の瞬間には、その事から“足を離して”いるので次の仕事に悠々と心が転じてい ます。

 一生の時間は限られており、その中で多くのことを成し遂げていく秘訣が「果断」で無意味に右往左往しないこ とです。どれかを捨てて、早く決断に踏み切る習慣がポイントです。


 「もし失敗したら」というような不確かな言葉を使わないことです。自分が良く考えて決定した以上は「うまく行くだ ろうか?」などという卑屈な考えは捨てなければなりません。自分の背後にある逃げ道は断たれており、失敗した らそこへ逃げ込もうなどという考え方は間違いで、既に「失敗」を予想しているからです。


16.「親孝行」の習慣

貝原益軒「和俗童子訓」より   父母死して後は   孝をつくす事なりがたきを   かねてよく考え   後悔なからん事を   思ふべし

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