看護師という職業の魅力は様々あります。その例は以下の通りです。
病気の方々の役にたてる働き甲斐のある職業であること 皆さんは、具合が悪いときに、看護師さんの笑顔と優しい言葉・対応に癒された経験はありますか。多くの方はあると思います(具合が悪すぎてそれ所ではない!という場合もありますが・・・)看護師は、患者から「ありがとう」の言葉を頂き、人の役に立てた!と直接感じることができるという魅力があります。
現在の高齢化社会におけるニーズが高く、働く場が多いこと 昨今の雇用環境は非常に不安定であるため、何か手に職が欲しいところです。看護師は、求人数が景気にあまり左右されず、高齢化がますます進みそのニーズも高まっているため、今大注目の職業といえます。
様々な就業形態を選択できること 看護師としての就業先は、病院や個人診療所、福祉施設等様々あり、さらに助産師等の資格も取得していれば、働く場が広がります。また、雇用形態も正社員のみならず、パート、アルバイト形態等も見受けられるので、自身の状況に合わせた就業形態を選択できるという魅力もあります。
看護師の仕事
働く場 看護師として働く場は多くあります。
医療機関・・・病院、診療所、助産院など
社会福祉関係・・・介護老人保健施設、介護老人福祉施設、保育所、社会福祉施設など
保健所、学校の保健室など
勤務形態 主な勤務形態は以下の通り。
2交代制・・・1日を2つの時間帯に区分。基本的には日勤、夜勤に分かれるが、各病院の状況により異なる
3交代制・・・1日を3つの時間帯に区分。日勤、準夜勤、深夜勤に分かれる。
看護師になるためには
実際に看護師になるためには、国家資格を取得する必要があります。そのための方法は様々ありますが、高校卒業を前提とすると、主に以下の方法が挙げられます。
4年制大学の看護学部への進学4年制大学の大きな魅力は、進路の選択肢を多く持てることです。卒業と共に看護師国家試験の受験資格が与えられますが、一定の条件を満たせば、助産師、養護教諭、保健師等の受験資格も得ることができます。また、大学院へ進学し看護に関する知識をさらに高めることもできます。看護短期大学への進学(3年間)看護師国家試験の受験資格が卒業と共に与えられます。さらに看護に関して学びたい、選択肢を広げたい場合には、大学への編入が可能です。看護専門学校への進学(3年間)看護師国家試験の受験資格が卒業と共に与えられます。4年生大学、短大と比較し、実習が多いことが魅力です。また、大学への編入もできます。看護師となるための最もメジャーな方法です。
入学試験
4年制大学 国公立大学・・・センター試験、二次試験(学科試験、面接、小論文等) 私立大学・・・学校により異なるため、各学校の出題傾向に合わせた対策が必要
看護短期大学 主に3教科(国語(or英語)、数学、理科)
看護専門学校 学校により内容、レベルが異なるが、試験自体は基礎的な出題が多い。
入学試験(面接)で想定される質問
看護師を目指す理由
看護師の仕事のイメージ
将来どのような看護師になりたいか
自分が看護師に向いている理由
受験学校を選択した理由
併願校はあるか
自己PR
医療に関する質問 例:医療ミス、尊厳死、高齢化についてどのように考えるか
時事ネタ 例:最近の気になるニュースは何ですか
看護師国家試験
看護師国家試験の受験資格を得て、受験します。その主な内容
2月下旬の日曜日に実施、合格発表は3月下旬
試験地は、北海道、青森、宮城、東京、愛知、石川、大阪、広島、香川、福岡及び沖縄
試験科目は、人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、社会保障制度と生活者の健康、基礎看護学、在宅看護論、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学及び精神看護学
出題形式は、4肢択一問題
試験時間は。午前165分(150問)、午後150分(90問)
ちょこっと看護師国家試験に挑戦!
看護師となるために合格しなければならない国家試験。実際にどのような出題がなされるのでしょうか。少しだけ挑戦してみましょう。
問1.赤ちゃんの体重が生まれたときに比べて2倍になるのはいつ頃?
生後3ヶ月
生後6ヶ月
生後9ヶ月
生後12ヶ月
答え→1. 生後3ヶ月。赤ちゃんが身近にいると実感できますが、赤ちゃんの成長の速さはすさまじいですね。
問2.中枢神経の間脳・中脳・橋・延髄の調子がおかしくなった時、どんな症状が起こる?その組み合わせとして正しいものはどれ?
間脳 呼吸抑制
中脳 対光反射
橋 体温上昇
延髄 除脳硬直
答え→2. 中脳 対光反射。これは勉強していないとわかりませんね。他の選択肢の正しい組み合わせは、間脳→体温上昇、橋→除脳硬直、延髄→呼吸抑制です。ちなみに、対光反射とは眼球に入る光の量を調節できなくなることで、除脳硬直とは脳の指令機能が完全に麻痺して、手足が異常な姿勢になることです。
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