「受かる、落ちる」&「効率的手法と非効率的手法」
志望校選びで成功する人・失敗する人と失敗する人の要点をこの記事ではまとめております。
■面接情報
個人面接は概ね1人10分程度(一種の儀式化している)
■調査書の点数化
点数化するような大学は、評定平均値の低い人は避ける。逆に特に現役生で点数が高い人は、点数化する大学を受けると非常に有利となる。再受験者で、推薦の定員が多い大学を受験する場合は要注意。
点数化する大学以外は、調査書などほとんど見ていないので、不安に思う必要がない。
■センター試験重視型か2次重視型か
800/900点以上取れないと、その時点で既にハンディを負っているので、しっかり対策をとること。
<合格ボーダー>
センター800/900点、二次560/800点の場合・・・・
センター9割、二次7割で1,360/1,700点で合格と仮定すると
例:センター750/900点なら二次で1,360-750=610点、二次で7割(392点)得点しても、-50点は厳しい。数学は3問/4問弱なので全問正答が求められる
■志望校の過去問チェック
過去問は入試直前にしても意味がありません。「こういう問題を出しますから、対策をしておいて下さい」と、わざわざ宣伝(傾向やレベル)しているのですから、早めに見て、勉強の方針を立てて取組むためのもの。
※日本全国どこの医学部で受かるという人は、あまり存在しません。
■センター試験に関するニュースのチェック
■理科3教科を課す大学
北海道大学、京都大学、徳島大学、京都府立医科大学、佐賀大学、九州大学、旭川医科大学、奈良県立、医科大学、岡山大学、徳島大学など
■再受験生の事情いろいろ 再受験で合格したい場合、全国どこへでも行く覚悟がないと厳しい結果になる 東京周辺の国公立大医学部は、どこも難易度が異常に高い。
東大理Ⅲはちょっと無理」という人は、東京医科歯科大、千葉大、横浜市立大に受かる程度の学力
群馬大・筑波大は、複数の事例が「再受験が不利」と思われる大学
再受験で合格したい場合、卒業時35歳が一つの目安」
<経済的なことが心配な人へ>
国公立大は一律53万円位で、私立は年間平均500万円位
年間55万円+α(+入学金28万円前後)、生活費、教科書代など 下宿の場合・・・家賃5万円、生活費10万として年間180万円、6年間で1,080万円、授業料が6年間で300万円+教材費
参考1:日本学生支援機構の奨学金・・・大学から「大学等における学修に意欲があり、学業を確実に修了できる見込みがあると認められる者」というお墨付きをもらえる人。募集は例年4月なので、入学後速やかに教務課に行って、事情を確認しておく必要がある。他の奨学金として、民医連と徳洲会や出身県の奨学金など
防衛医科大学(学費無料・年齢制限が2浪まで)
再受験で合格した人の絶対数がかなり少ない大学 自治医科大学・・・各都道府県別に募集し、県で2番以内に入る条件があり、学費は無料。 産業医科大学・・・私立の中では安い授業料だが卒業後に多少制限あり要注意。
<医学部の入試レベルが心配>
東大理Ⅰ程度=国公立大学医学、旧帝大医学部はその上のレベルなのでどこの大学でも同じである。 「東大型以外の一般記述模試で、東大理Ⅰと同じ程度の偏差値。かつ苦手科目がない」こと
学力が東大理Ⅰに受かる自信がなければ(「とても無理だ」)潔く撤退するか、医療系の別の道に進路変更するのも立派な選択である。
再受験の場合に勉強にかかる期間・・・ 東大・京大、それに準ずるような偏差値の大学で理系に在籍している場合は、東大理Ⅲを狙わない限り1年以内で合格可能である。もちろん、ある程度受験勉強に専念できる環境にあることが前提である。
<準備期間に何年かかるか>
※必死にやっておおむね2年はかかると見ておいたほうが安全である。
(注)2年計画3年計画で受験計画を立てている人は大間違いである。「受験勉強は下りのエレベーターを上に向かって逆走することと同じである」というのは、知識がどんどん抜けていくのである程度スピードを持ってこなさないと、いつまでたっても成果はあがらない。
■再受験の噂にだまされるな
再受験は合否判定で不利? 信憑性が高いのは群馬大学の一般入試(だが、合格した人はいる)くらいである ある大学の募集要項に前期合格者の決定方法が明記
1次・2次の学科試験の素点で決定
同点の場合は数学の高得点者を優先
面接はかなり問題のある受験生を落とすためだけに使う
■国公立大学医学部に再受験生が合格している大学
多数合格・・・旭川医大・富山大・福井大・信州大・三重大・滋賀大・岡山大・山口大・熊本大・琉球大など
8年間で10名以上合格・・・秋田大・山梨大・奈良県医大・和歌山県医大・宮崎大・鹿児島大など
8年間で10名以下の合格・・・上記以外の国公立大学
受験しても厳しい大学・・・筑波大(3名)・群馬大(2名)など
■私立系医学部の推薦入試(主に現役生対象) 目的は多少学力が伴わなくても医療人にふさわしい人を入れること ➥学力だけでは既卒生(浪人生)が強いので、意欲あふれる現役生にチャンスを広げるのが狙い ➥一般入試に比べ小論文や面接は手ごわい ➥一般入試に比べ倍率ははるかに低い
一般入試:10–20倍で年齢や現浪不問
推薦入試:2–5倍で基準となる評定値と評価すべき活動がある場合対象
指定校推薦:1–3倍で大学の付属高校や一般の高校で推薦枠がある場合
➥推薦入試の試験内容
行きたい大学に推薦入試があるか、自分が評定平均値も含め受験資格があるか
推薦入試は原則1校の受験
受験したい大学が複数の場合、どの大学の試験内容が自分に合うのかを考える
自分にあった推薦入試を探し、自分の思いを大学に伝えることで一足先に合格できる可能性がある
■AO入試(年齢、現浪生不問) 人物本位で入学者を選別する試験で、推薦入試より人物像がはっきりしている ➥まず、大学側がどんな人材を想定してるのかを知る
提出書類も意に沿ったもの
推薦書も「こう書いて欲しい」と明確に依頼する
大学にアピールする人物像をしっかり伝える
経歴もどこがアピールできるところなのかを事前に考えておく
面接では経歴について聞かれることが多いので想定して経歴を書く
面接でも大学が入学させたい人物を念頭においた答えが求められる
➥AO入試では、望んだ人材がいなければ無理に取らないので合格者が定員に満たないことも多い
※大学が望む人材は入試要項を丹念に読めば知ることが出来るが、オープンキャンパスや入試説明会で具体的に聞いてもよい
医学部志望の方は合格に向けた具体的なノウハウとセットで価値を提供いたします。
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