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ishikawa59

大学入試の予備知識として知っておきたいこと





一般入試(年齢、現浪生不問)

  • 一次試験でセンター試験利用型と個別に学力を問う試験

  • 二次試験で小論文や面接があり合否は総合的に判断される



合格力を高める(「孫子の兵法」より)


「孫子の兵法」の著者とされる孫武。 生没不詳。中国・春秋戦国時代に呉王・闔閭に仕え、軍を整備したといわれる。


「彼を知り己を知れば百戦危からず」(孫子)

勝負を分けるのは、情報に基づく綿密な戦術である、という旨の格言です。孫子にのいう「彼:各大学の医学部入試傾向」と「己:自分の学力・性格」にあたります。

  • 彼=志望校の過去問分析 各教科とも頻出分野は、時間配分は、配点は、難易度は、などの情報をしっかり得ておきます。

  • 己=自己分析 過去問と照らし合わせて、自分の強みと弱みを明らかにし、頻出分野で弱い所はないか、解くスピードは十分か、ミスをしやすい分野や原因はないかなどです。課題は、更に徹底的に原因を追求し対策を立てます。


  • 第1の原理は「敵を知ること」・・・ 敵=「出題・採点者」で何よりも、出題者および問題に関する「情報を収集」する必要があります。 受験で最も大切なことは、「どんな人がどのような出題をするのか」にあります。兵法の極意でも、「勝てる敵と戦え」と言っており、試験に備えて、合格率や合格のしやすさ知ることもその一環です。

  • 第2の原理は「自分を知ること」・・・ 自己評価を客観的かつ的確に行なうために、模擬試験で自分のレベルを測ると同時に、自分の弱点を知ることが出来る機会を増やすことです。結果として、「自分を相対化してとらえることができる」ことが重要である。

  • 第3の原理は「天を知ること」・・・ 「天の時」とは、人間の生理や人間社会の動向や自然界の変動に及ぼす時間の様々な影響力を示唆する言葉。自分に与えられた時間を様々な観点から分析し、その意義と価値をよく認識して、時間を最大限に活用するプランを綿密に立て実行することである。 「天の時」を活かして指数関数的に仕事をする技術を身につけた人は、一夜漬けでも最大の効果が出せ、その差は、最後の1時間、2時間で出てくるものなので、最後まの最後まであきらめないことが重要である。

  • 第4の原理は「地を知ること」・・・ 「地の利」を知るとは、戦場となる「対象」を知ることで、学ぶ範囲を明確にすることです。 <参考書選び4つのヒント>

    1. 複数の参考書を選ぶ。本当に重要な情報はどの本にも共通しているので、参考書は2–3冊用意し、共通部分のみ注目。

    2. 見通しのよい参考書を選ぶこと。

    3. 簡単なもの(樹木の幹)と詳細なもの(枝葉を伸ばすのに有用)との両方の参考書を選ぶこと。

    4. 自分に合わない(読んでも理解できない)参考書は避け、自分にあった参考書を選ぶこと。




「彼を知り己を知る」ための最短ルート

些細な情報の有無が、合否を分けることも十分にあり得るので、質の高い情報を得 ることが重要となります。

  1. 大学により出題傾向や得点配分が大きく異なるため、出題傾向を知って集中的に勉強している人と、 ガムシャラに試験範囲を勉強している人とでは、合格率も明らかに違ってきます。

  2. 出題傾向が分かっていれば、志望校を選ぶ際に自分の得意分野と照らし合わせることで、偏差値の後れを覆せる可能性が生まれます。

予備校に通うメリット

  • 彼を知ることができる・・・ 全国の各学部の過去問を確保しており、出題傾向も把握可能

  • 己を知ることができる・・・ 模試や校内テスト等で、自分では気づけなかった得意分野・不得意分 野を明確にできる。

  • 勝算の高いフィールドで戦える・・・ 自分に最適な志望校を提案してもらえる・・・ 学生の得意分野と各学部の特性を戦略的にマッチングすることで合格率を高めていきます。本当に必要な分野に「選択と集中」をすれば、短期間でも劇的な成果を出すことができます。


  • 通塾について・・・ 中学では週1–2回程度、高校入学後は、より本格的に大学受験を意識するようになるので、もう少し通う日数は増えます。

  • 医学部を目指す生徒たちに共通していること・・・ 理系科目に興味を持っていることです。医学部入試では理科3科目が課せられることもあります。現時点では成績が良くなくても理科、数学が苦にならないことが重要な要素ですが、出来れば苦手科目を作らないことです。



本番で勝つには「己を知り、敵を知る!」

試験に勝つポイント 成績が伸びる人の5つの条件 敵は己にあり、「自分との戦い」に勝った者が受験を制する! 本番に弱い人をなくすために 学校の先生には「志望校の○○高校は大丈夫です」と言われ、模擬試験でも「○○高校はAやB判定」で合格の確率が高いのに本番になると実力が発揮できず落ちてしまう人がいる。  大学受験でも11月のセンター模試や12月のセンタープレテスト893/950点(94%)でもA判定なのに、実際のセンター試験…447/950点、しかも○○を失敗した。とかではなく全科目平均して悪いのです。いつもライバルと一位二位を争っていたのに、なんかやりきれなくなり、この1年間の努力はなんだったんだろうか。 本番に弱い原因はなんなのだろうか、本番に強くなる方法はないのだろうか?という疑問に対応しようとするのである。何故、人は本番でいつも通りの実力を発揮できた者や持てる力の120%発揮して逆転合格できた者もいるのに、逆にいつもの実力の50–60%も発揮できない者との違いは何なのかを、明確にすることで、試験当日の①不安 ②重圧 ③緊張 ④焦り ⑤アガリ ⑥恐怖 ⑦パニックなどをどのようにして克服すればいいのか。また、どんなやり方で直前期の勉強を加速させ、さらなる実力アップを図ればいいのか。本番にいつもの実力を発揮できない根本的問題は、“無知”から起こっていることが殆どである。“敵を知り己を知れば百戦百勝危うからず”となる。本番で実力を発揮できなくしている敵の正体を知り、敵の弱点を知れば、勝つべき相手と戦い“百戦百勝”も可能となると、孫子は言っている。要は自分を知り、敵を知り、敵を無力化するために、細かい場面や状況を想定し対処すればいいのである。  「思い込み力」「切り替え力」などから、緊張や焦りを克服する方法を自分のものとし、「脳の活性化力」で勉強効率を最大限に高めることができれば、誰でも受験に勝つことができる。


本番に弱い人


本番に弱い人の特長

  • 努力を目的にしてしまう 頑張ることそのものや努力を目的にするため、非効率な作業や勉強をしてしまう人。

  • イレギュラーな出来事に対応できない 優秀な人に多く、ハプニングやイレギュラーな出来事が起こると一瞬で頭が真っ白になってしまう人で、例えば、忘れものをしたり、会議の時間が早まったり、それだけで実力を発揮できなくなる。

  • 神経質で完璧主義 完璧主義の人ほど本番に弱く、「あれもしなきゃ」「これもしなきゃ」となり結局本番までに必要な準備が終わらなかったり、「失敗したらどうしよう」という過剰な心配により余計に失敗を誘導してしまう。

  • 自分を実力以上に見せようとする 人の目を気にしすぎる人も本番に弱く、ノートをきれいにまとめたり、難しそうな本を皆の前で読んでみたり、「実力がありそうに見せる」ことが目的になり、肝心の実力がついてこない状態である。また、試験やプレゼンなどで、いざ実力が露呈する機会になると「実力以上のものを発揮しよう」と躍起になるので、余計な緊張をしてしまう。

本番に弱い人の心理 <行動できない人の心理学から> 自立とは、自分が自分の主人となること。 “自分が自分の主人になれていないから外からの影響で感情が混乱するのだ”「徒然草」の一説「我等が心に、念々のほしきままに来たり浮かぶも心といふもののなきにあらん。 心に主あらましかば、胸の中に、そこばくのことは入り来たらざらまし」 訳➥我々の心に様々な想念が自由に入ってきて浮かぶものも、われわれ自身に主体的な心というものがないからだろうか。もし心に主人があるとしたならば、胸の中にこれほど多くのことは入ってこないだろうに。ここぞという時に力を出し尽くせる人間は自信を持っている人である。  見栄を張ることで自信が失われ&⇔自信が失われると見栄を張る・・・という悪循環を生む。第1に自分で自分を支えられない、つまり自分が自分を信頼していないので、外からの何らかの影響でたちまち感情が混乱してしまう。傾向として、成績が良かったら有頂天になり、ちょっと悪かったら絶望的な気持ちになる。 本番に弱い人 「心理的側面」から

  1. ちょっとしたことで感情が乱される。

  2. 自意識が強い人は感情を制御しようとする働きが強く、感情を無理に抑えようとすればするほどその感情が強まってしまい、思考が乱れてしまう。

「学習的側面」から

  1. 基礎が甘いと、出題分野次第で得点がぶれるため本番で失敗しやすい。

  2. 自習の回数を重ねるごとに「勉強しなければならない範囲」を広げている。 対策➥「間違った問題だけやり直す。量が多い場合は、その中で最も重要なもの3つだけに絞って毎日通学時間や寝る前に見てから寝る。但し、毎日継続すること。何度も同じ問題をやり直しているうちに、だんだんできる(解ける)ようになる問題が増えていき、出来ない問題が減ってくるので、本番が近づいてくると勉強範囲を絞りこんでいけるので「上手な勉強法」となる。 全部やり直さなくても大丈夫な理由 「上手な勉強法」は、本番が近づいてくると勉強する範囲を絞り込んでいくこと。 本番に弱い人 あれもやっていない!これもやっていない!系の人で、不安だけが増大しますので、試験直前になっても勉強しなければならない範囲を絞ることができず、実現不可能な膨大な内容を自分に課している。  着席して試験が始まる直前の数分も分厚いテキストのページを必死にめくり・・・ 血走った目で参考書の文字を追いかける・・・ (この時の精神状態は完全にパニクッている) 対策➥「締切効果」を利用する。 テスト前には「やること」を増やさず、むしろ、前日や直前期には「やることを絞る」練習をしておくと、「あれもこれもやっていない病」を回避でき、より良い精神状態で、試験を迎えることができる。  模試では、ヤマをかけいかに確実な知識を増やすかの練習をすると2–3点は、点数がアップする。

  3. 真面目に頑張っているのに結果が出ない人は、勉強のやり方に問題があるケースが殆どで、結果が出ないのに同じやり方を繰り返しやっている。 このタイプは新しいことをやっていくのが苦手で、同じことを繰り返しやっていく事が落ち着くし得意だが、やっていないことに出くわすと慌ててしまい、ミスをする。 対策➥勉強を「2つのステップ」に分けて考える。

    1. 今まで通り、身につけるために繰り返しやる。

    2. 本番に備えるためのステップを入れる。

      • 問題集は1番から順番にだんだん難しくなっていくパターンが多く、前の問題がヒントになり、難しい問題でもなんとか解けることがある。

      • 全ての範囲の(1)だけをやるとか、その単元の一番難しい問題だけを解いていくなどの工夫が必要である。

      • 市販の模擬テストを購入したり、問題を逆から解いてみる

頭から必要な内容を引き出すことを身につけることが大切となる。


  1. 失敗(失点)を考慮に入れてトータル点数を意識していない人は本番に弱い。どの科目でも満点は狙えないことから、本番に弱い人は神経質で完璧主義者である傾向があり、一つの失敗でも気が動転し実力を発揮できない。



本番に強い人


本番に強い人の特長

  • 時間に柔軟に対応 本番に強い人は時間に柔軟に対応できる人が多く、普段から「時間がないという緊張状態の中でもどうにかする」ということになれているので、本番の緊張にも強くなる。

  • オンとオフの切り替えがうまい 程よい緊張感は大切だが、四六時中緊張したりプレッシャーを感じている状態では意味がなく、本当は緊張しないといけない時に集中力が途切れてしまうことがある。緊張しないといけない時は緊張し、リラックスする時はリラックスすることができる人は本番には強い。

  • どんなやり方であり結果にこだわる 本番に強い人は「本番」や「結果」に重きを置いているので、どんなやり方であれ、結果をだそうとする。何週間も前から試験のためにノートをまとめている人よりも、前日に殴り書きでもいいので必死に要点だけ暗記した人の方が成績が良かったりする。

  • パニックにならない 実力を発揮する上で最も避けなければならないのは、パニックを起こすことで、パニックを起こすと自分を見失い、冷静な判断ができなくなる。例えば、受験で問題用紙を開いた瞬間にわからない問題が目に飛び込んできてパニックになり、その他の 問題も解けなくなったりすることはよくあることである。

  • イメトレをする 本番前にイメトレする人は本番に強いそうである。緊張している自分なども含めて本番の成功をできるだけ具体的想像すれば、いざという時も「想像した通りにやれば大丈夫」という自信から落ち着いて行動できる。

  • ゲン担ぎをする 「毎朝同じメニューを食べる」「必ず右足から家を出る」「ラッキーカラーのものを身につける」などのようにゲン担ぎをする人も多いが、これはそのものの効果よりも、毎日同じことをすることで自分のリズムを取り戻しやすくなるし、「あの時これもやって成功したから大丈夫」という安心感を得ることができる。

本番に強い人

  1. 準備を入念にしている 本番では自分を安心させることが最も大切である。 また「これだけ準備したんだから大丈夫」と自信を持っている。

  2. 普段から意識的に緊張する時間を作りだしている 緊張状態でもうまくやることが大切である。時間に ルーズに行動して、待ち合わせ時間に遅れては意味がないので、「友達と待ち合わせに遅れるかもしれない」などの緊張状態を意識的に作ってみることで、緊張していても冷静な判断をすることに頭が慣れてくる。

  3. 作業をする時にタイマーをかけている 「15分以内にこの服をたたみ終える」「30分以内に、このページを終わらせる」などの緊張状態で行う作業で緊張状態に強くなる。

  4. やれることを確実にやっている 「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」とすべてをやろうと慌ててしまい、 結局何も達成できないことがもっとも避けるべきことで、時間がないならばないなりに、実力が足りないと思うならば足りないなりに、やらなければいけないことを確実にこなしている。

  5. 自分の実力を客観的に知り、得点できるところだけを確実に得点している。 全部は解けない。特に早慶上智は難易度が非常に高く(奇問・悪問を含め)、長年受験指導をしている者でも満点は取れない。各予備校で発表の解答例でも割れている。ここぞという時に力を出し尽くせる人間は自信を持っている人。

  6. 自分の実力をはっきりと知っている 過去数年分の過去問を解いて判断。直前期に過去問を数年分解いて一度もボーダーを超えないようなら実力での合格は困難である。希望的観測は力みと焦りの元になるので、運を天に任せて気楽に受けた方がまだ可能性がある。

  7. 安心して失点している わからない問題は安心して失点する。いつも通りやればいつも通りの結果になる。



記憶力を高める「精神的4つの体験」

記憶力を高めるために欠かせない、「精神的4つの体験」 情報入力を高め「潜在意識を高める」ための必要な基礎条件4つ 感動体験、不思議体験、気づき・発見体験、意外体験の4つが精神を成長させる前提条件第1条件・・・「感動体験」(一日一回)を増やす過去半年間で感動体験の回数が4回以下なら、感動の乏しい人生である。感動体験が少ないということは、体験で得る情報が、心の奥に響かないということで潜在能力が働いていないことを意味する重要な徴候である。  感動体験が多い人・・・  学んだ内容を心の深く響かせて、大きく反応することができる。反応が大きければ大きいほど、印象も強く、記憶も明晰になり、学習効果は大きい。  感動体験が少ない人・・・  反応の乏しい人で、反応が乏しい人は、学んでも内容が残り難く、学習の進歩が遅い人である。  感動とは・・・ 「感じて動く」ことであり、下界から入力された情報により、心が深く動かされること。心の表層ではなく、深い領域が動くこと。第2条件・・・「不思議に思う」回数を増やす過去半年間で感動体験の回数が4回以下なら、不思議の思うことがほとんどない人生で、すでに知性の成長はストップしている人である。不思議(「なぜ、どうして」)体験は「知性が成長する」際に生じる出来事である。  自分の知識の体系の不備を自覚し、問題点を発見して解決していく力自体が衰えていたら、どんなに熱心に参考書を読んで机に向かっても、大きな学習効果は出ない。 マスターしたい分野だけでなく、周囲の様々なものを不思議に思い、なぜ、どうしてかと、問いかけることで、自分の知識や理解の不備を埋めて、より高い完成度を目指して成長していく努力が必要である。第3条件・・・「気づき・発見」を増やす(感受性を学習に活かす)過去半年間で日常生活で何回くらい「新たな発見」をしたことがあるか、4回以下なら、「気づきや発見に乏しい」日々で、「受験には向かない」状態と自覚することである。すなわち、「物事を深く見ずに、表面しか見ない」毎日を送っていることを意味し、何時間かけて勉強しても、十分に習得できるわけがなく、何度繰り返してテキストを読んでも、上っ面をとらえることしかできず、本質をつかむことはできないからである。 「周囲の環境の日々の変化の違いを敏感に発見する感受性」、「本質を見抜く洞察力」を活かして学べば、学習の理解も日々進歩し、短時間で成果が得られる。第4条件・・・「意外に思う」体験を増やす過去半年間で日常生活で何回くらい「意外に感ずる」経験をしたことがあるか、4回以下なら、「意外に思わない人生」に陥っており、まったく受験に向かない状態である。  意外に思う体験が少ないのは、「未来を予測しない」人生に陥っており、学習をする人は、未来の人生を想定して、より充実なものにしたいと思っているからであるが、未来を予測しない人は、展望がない人であり、過去の惰性で生きている人で、学習効果が最も乏しい人である。使っていないのは自己矛盾である。  さしあたり、学習計画を立て、実行度や達成度に関して、絶えず予測し結果を確認し、予測し、結果を確認し・・・・という作業を繰返しながら、予測能力を高めることが重要である。 予測が、当るとうれしいし楽しく、外れれば意外に感じ、その体験を通じて知性がレベルアップするチャンスが増える。


潜在能力を高める「萎縮適応」と「発展適応」

潜在能力を高める際の2タイプ「萎縮適応」と「発展適応」 社会人になってからも見られる現象で、人生で大きな差を生む 「適応」とは・・・  生命が厳しい環境を生き抜いて種の保存を図る仕組みのことで、受験で言えば、受験戦線を生き抜き、工夫と努力で合格を勝ち取ること。

  1. 「萎縮適応」・・・  目標大学の受験科目に必要な科目は一生懸命勉強するが、それ以外は高校1・2年から手を抜いて、そこそこやり過ごす姿勢をいい、合格できたときは、 それでいいのだが、社会人になってから伸びずに苦労することになることが多い。人の能力は多面的であり、萎縮適応は複数の側面を犠牲にして萎縮させてしまう対処法だからである。

重要な点受験期間が長引けば長引くほど能力全体の萎縮は進行するので、合格にはますます遠ざかってしまう。特に問題なのは、自分が過去に萎縮させた枝や、現在萎縮させつつある枝の状態を自覚する能力が低いことであり、なぜ自分が繰返し不合格になるのかがわからないのである。

  1. 「発展適応」・・・ 目前の試験には必要としない分野でもある程度熱を入れて勉強し、結果として、バランスよく能力を伸ばし、目標とする受験に合格することで、心身の様々な側面を使い続けることが重要である。

成功人は例外なく、「発展適応」してきた人である


反応不良症候群


進歩が遅い「反応不良症候群」の人 進歩の遅れ勝ちの人は「反応が乏しい」タイプの人で、「指数法則」が使えない人であり、「潜在意識の働きが低下した人」が多い。結果として、最低の分野だけではなく、かなり広い範囲の分野にわたって乏しい反応の傾向を示すのが遅れがちな人の特徴である。

反応不良症候群の特徴

  1. 運動が機敏でない。例えば、指回し運動が他の人と比べて遅い。

  2. 体調不良であったり、元気でない人が多い。結果として、集中力や維持力が乏しい。

  3. 感情、情緒の働きが乏しく、感動することが少ない。気づきや発見も乏しいし、喜びも乏しい。要するに味気ない人生を送っている。

  4. 感覚が鈍感であり、特に皮膚感覚が鋭敏でない。イメージが浮かびにくいし、浮かんでも不鮮明で、コントロールできない。また、わかりやすい絵が書けない。

  5. 言語活動に乏しく、文章を書かせても、ある程度以上長い文章が書けない。文章を読むのが遅いし、読んでも内容が思い出せない。計算も遅く、迷路抜けも遅い。

  6. 精彩のない夢ばかり見るし、夢を思い出す力が弱い。



向上心の強さこそが能力を高める

 生活や仕事が安定すると向上心が鈍ってきて、新しいことにチャレンジする意欲が減り、学んでも大きな成果が出なくなる。勉強でも、ある程度勉強すると、向上心が低下し、時間に比例した進歩が見られなくなり、成果が頭打ちになることがある。新鮮な好奇心が消え、対象となる分野が「わかった」気持ちになる。それが惰性の「落とし穴」である。  習慣や惰性に負けず、レベルアップを目指すには、絶えず向上心を建て直し、持ち直すことが重要である。  向上心とは、成長し変化したいと思う心であり、同時に主体的に学ぼうとする意欲に連動している。主体的に念ずる力が強力に働く時により大きな成果を生む。向上心が強いほど、 意識の場のより深い領域 (潜在意識の根底)から変わろうとする動きが生まれるからである。(毎日向上したいと思う心の点数を9/10点以上にする) 頭の中でブレーキをかけていないか 常に心身の全体の能力を高めることを目指すことが重要である 能力が最大限の効率を発揮するのは・・・ 頭の中でそれぞれの情報処理が調和し、巧に連動して、相互に矛盾やひづずみがない形で進行するときに発揮されるが、偏った使い方をする傾向が続くと、むしろ能力は低下する。


不合格パターン

大学受験の問題の特徴

  1. 出題するのは大学側。問題を作成するのは、その大学の教授。そのため、傾向がバラバラ。

  2. 求められている力は、表面的な「覚えているかどうか?」ではなく、さまざまな能力。それを見誤ると、致命的。

  3. 高校生が自ら猛勉強しても不十分。 また、高校や大手の集団授業形式をとる予備校では、大学が個々異なるため、個別に対策をとることは不可能。

例–大学ごとによる「英語に分類」 大雑把に分類すると早稲田系列

  • 特徴:英語におけるSVOCからの構文読解が中心で、あくまで論理的思考力重視。

  • 対策:英文法からのしっかりとした知識と論理的思考力による読み取りが必須。しっかりと英文法・SVOCから構文読解力の力をつける。

同系校の大学…明治大学・法政大学など慶應系列

  • 特徴:英語長文重視。構文読解能力よりも、長文把握力重視。

  • 対策:ある程度の構文読解力をつけたら、あとは、長文の正確かつスピーディな読み取り方を身につける必要がある。時間勝負。

同系校の大学…上智大学・青山大学など東大系列

  • 特徴:総合問題。英語を様々な角度から試す問題。記述。

  • 対策:基本的は力をつけたら、それを様々な形で読めて書けることが必要になる。記述式、ヒアリング・完全英作。

同系校の大学…国立大・中央大学など 不合格パターン6

  1. 学校頼みはNG!  進学校であっても、あなたに合わせて指導してくれるわけではありません。大学学部別に全く傾向が違うことも多いので、自分のレベルから、目指す志望大学の傾向に合わせてしっかりと立っていかなければなりません。

    • 大学の傾向に合わせ、自分の強み・弱みをしっかり把握できていますか?

    • 目的の大学に向けてしっかりと日々充実して進めていますか?


  1. 「何とかなる(現役生に最も多い原因)」では、絶対にならない!  気づくと受験間際、既にどうしようもない状況。「行きたい大学」は近年、倍率が上がっています。誰もが行って意味がある大学へと行きたいのですので、当然です。早めに必要なことを捉えスタートして下さい。

  2. 大学受験の攻略法・科目別攻略法を知らない!  何事にも「やり方」「方法」があるように、大学受験も同じです。 例えば、大学受験ではやってはいけない落とし穴(間違った道を進まないために必要事項は案外と多い)

    • 赤本の使い方

    • 模試で注意するポイント

    • 暗記の攻略方法

    • 大学の傾向別対策

    • 日々大切なポイント

例えば、科目別(古文)攻略法では 高校で習うやり方は、教科書の古文文章を読み、その都度、出てきた文法や単語を押さえるというやり方で、古文の文章を読めるようになっていますか?古文文法は習得できましたか?  古文は体系的にきちんとやって行けば、比較的すぐ出来るようになる科目ですが、やり方が間違っていれば、なかなかできるようになることが、とても多い。

  1. 志望校の傾向に合わせた勉強をしていない!  一生懸命頑張ったのに、不合格になる人で一番多い。「何をどこまでよればいいのか?」がわからない。志望大学学部の傾向に合わせて勉強のやり方を展開していかないと、遠まわりしたり、関係がない部分を一生懸命に攻略したり・・ムダがとても多くなります。大学・学部は一人ひとり違いますので。しっかり個別に対応していかないと難しく、なかなか成績が出ない理由の1つとなります。

  2. 「自分に合ったレベル」から始めていない!  いきなりレベルが高いことをやるのはNG。 わからないことが多すぎて、進み方も遅くなります。自分に合ったレベルからスタートすれば、進み方も速く、小さな段階を積み重ねていくので、より苦労すること無くレベルアップが可能になります。

  3. 合格まで進む道のり(Plan)が定まっていない!  限られた時間です。決して回り道している暇はありません。必要なのは、「大学の傾向」により「ムリなくスタートする事」「攻略法」を知ることで、無駄なく道(Plan)を日々進むことです。

己(現状)を知る 「大学受験はやるべきことが終われば合格する」試験! 例え、高校1年生でも、中学生でも合格できます。要するに、自分が大学で求めている全ての分野でレベルを達成すること。 先ず効率よく始めるために、どのレベルにいて、何の分野ができていないのか?  英語ができないと言っても…  単語力不足なのか、英文読解力SVOCができていないのか、一文は読解できるが、長文把握力が問題なのか、時間か…等を把握しなければ手の打ちようもなく、レベルを上げることもできません。 偏差値はあくまでも目安でしかありません。  大学との溝を埋めないと、たとえ偏差値が良くても合格できません。




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