top of page
ishikawa59

きっちりと押さえておきたい基礎力強化(物理編)



物理は「実力通りの結果」になりやすい科目


 殆どの大学は、「どこかで見たことのある」ような典型問題を出題する(癖のある問題を出す大学もあるので要注意)ため、出題傾向の合わせて勉強を工夫する余地が少ない。基礎固めの後は、大学が要求するレベルに合わせて問題演習を積み上げる“直線的な勉強”で事足りる。  やや難?難レベルの問題が解けるようになれば、難関大学でも十分満点を狙えるし、そのレベルならどこの大学を受けても確実に満点をとれる。(ので“過去問型”受験勉強のメリットをあまり生かせない)


記述物理の出題範囲を最新の募集要項で確認する


 問題傾向で注意することは、「記述物理」の出題範囲指定である。大学公式HPに載っている最新の募集要項で確認しておく。  単元は、大きく①「力と運動」②「電気と磁気」(どこの大学でも必須)③「物質と原子」④「原子と原子核」は志望校によってまちまち。一般的には①②③のタイプが多いが、①②のみの出題タイプや全て出題するタイプもあるが、それ以外にも多くのタイプがある。重要なことは募集要項で「出題範囲外」の単元は勉強する必要がないので、無駄な勉強をしなくても済むことである。


数値計算が出る大学では、有効数字と単位系の理解を!


 物理の入試問題は、gやh、vなどの文字式を立て、解答も文字式で表すことが多い。稀に具体的な数値を与え、計算結果を単位も含めて記述させる問題を出す大学があるので要注意。数値計算では、「有効数字」と「単位系」の理解が欠かせない。  普段の勉強では、特に不都合はないが、有効数字を知らないと、計算処理を間違えて減点される可能性があるし、単位系の知識がないと、解答の単位を書き違えてしまうこともある。  志望校の過去問で計算問題が出ている場合は、有効数字と単位系を理解し、普段から意識して使えるようにしておきたい。最初に読んでおくといいのが、参考書の「物理のエッセンス 力学・波動」など巻末の「物理の周辺」で「有効数字」「単位と単位系」「次元」などについて解りやすくまとめられている。

閲覧数:17回0件のコメント

Comentários


bottom of page