本番に臨む際に、最後の最後になって役立つ実践的ノウハウ
実力について
本番に強くなるには3つ要素(実力・戦術・精神力)が必要! ・・・3大要素が揃えば、受験は完全に攻略できるし、どんな難関も突破できる。実力があっても戦略の立てられない人は僅差のところで合格を逃がしてしまうし、精神力だけではとても一定の学力を必要とする試験には勝ち残れなく、試験直前までにバランスよく取り込んでおくよう細心の注意を払う必要がある・・・ ・・・「実力」は、本番までに大きく変わる可能性のある不確定要素・・・ 勉強を続けていると、ある段階から面白いほどスイスイはかどるようになるのは、既に基礎的なことを理解しているため、応用問題にも充分ついていけるようになり、さらに、“予想をはるかに超えて何もかもが頭に入る”感覚は、本番直前でさらにパワーアップする。
本当の勝負は、試験1週間前にある! ・・・本番での大逆転や奇跡の合格劇の第一の要因は、試験直前まで気を抜くことなくラストスパートをかけて、徹底的に勉強し続けることが合格の大原則・・・ 試験直前の集中力と記憶力、抜群の理解力など研ぎ澄まされた感覚が、直前に実力を伸ばす。 1週間で2ヶ月に相当するほどの勉強が楽にできてしまう。態勢を整え勉強すると、切羽詰っているだけに、とてつもない集中力を発揮し、今までできなかったことが平気でできるし、記憶や思考スピードもあがり、無駄な勉強をしなくなるので、当然、試験本番に大きく影響する。直前に追い込んだ人と直前に楽をした人とでは、わずかな時間で数ヶ月単位の差がついてしまうことも多々ある。
試験直前まで読み返すのでノートは手放してはいけない! ・・・合格するための必須テクニック・・・ 試験直前は、体調面は緊張感があるので気にすることはなく、むしろ、一番伸びる時期なので、ガツガツ勉強するすると、必ず見合った成果を手にできる。 風邪を引いたり、体調を崩したりするのは・・・ 追い込みの段階で急にペースを落としたり、妙に安心して気を緩めたことが原因が圧倒的に多い。 また、絶望的な気分からストレスが高じて、体調を崩すこともある。
戦術について
ペース配分ひとつで結果はがらりと変わる! ・・・戦術偏(合格答案を作る手順のテクニック)・・・ いきなり第1問に取り掛かるのではなく、ざっと全体を俯瞰して、どこからどれくらいの時間配分で解いていけばいいのか、合格答案作りの設計図を描くことが大切。 楽にできるはずの問題に意外と手間取り時間が足りなくなった場合、戦術変更でペース配分を変え、時計と相談しながら解答の手順を組み立てなおす。 本番に強いと言われる人たちは・・・ 状況によって戦術を柔軟に変えていくので、瞬時に最も点の取れる解答手順を組み立てられる。
捨てると決めた問題(難しい問題)には手を着けるな! ・・・仕方について・・・ 大前提として、合格点さえ取れればいいので、満点狙いをしなければ、トラブルにあってもパニックに陥らないで済む。 問題用紙が配られたら、まずはザッと目を通す。だいたいの合格ラインを想定しながら、それを満たすための解答手順を考えてみる。大切なのは、捨てたほうがいい問題を瞬時に見極めること。捨てる問題をつくりことで、点数を取れる問題に全力を挙げることができる。また、よほど時間が余らない限り「解くのは難しそうだし、捨てても合格点に達するはず」と思った問題には手をつけないほうが無難。その時間をケアレスミスを防ぐ時間にあてることで、本番では大きな力を発揮するので、日頃から過去問をやる時は時間配分を意識しながら対策を立てる。
論文は減点法で採点されるのが基本! ・・・合格点を取るためのテクニック・・・ 論述試験はとにかく型にはまった形式で作成すること。内容よりも表記の仕方を重視。 最初に問題提起をし、イエスかノーをハッキリさせて、次にその理由を説明すればよく、ことさら気の利いた論文や傑作を書こうとする必要はない。 また、漢字の間違いや句読点のつけ方、改行の仕方なども採点基準に含まれる。記述に関するルールは、驚くほど細かく決められているので、内容がつまらなくても、形式と表記さえパーフェクトなら、合格点レベルに達する。
面接・口答試験も減点法なので奇抜な服装や発言は必要ない! ・・・面接の王道・・・ 入退出のマナーを守り、手順通りに挨拶して向き合ったら、準備してきた型通りの解答でお押さえるべきところをしっかり押さえる。よほどの失態がない限り合格点は取れる。
精神力について
平常心を取り戻して試験と向き合う! ・・・とっかかりはできるだけ簡単なものから解答する・・・ いち早く平常心に戻った人が実力を発揮し合格するので、日頃から訓練を心がける。 ひとつでいいから、わかる問題を解いてみると、かなり気持ちが楽になる。例え易しい問題でも、いつも通り解答できたことで、自信がついてくる。逆に、難しい問題やわかり難い問題に手をつけてしまうと“わからない”という焦りから、緊張感が一気に増したり、追い詰められたような気分になり、パニック状態に陥ることもあるので、高配点の問題でも不用意に手を着けない。 「難しい応用問題を捨てる分、基礎問題ではしっかり点数を稼ぐ」つもりで勉強し、試験では、わかりやすい問題から手をつけて、確実に得点していくのが合格のための必要条件。
試験は緊張するものと腹をくくることも大事! ・・・人間は、気分がいい時や自分を信じられる時に、より能力を発揮できる・・・ つい興奮して眠れなかった時には、“たった1日2日の試験だ。何とか乗り切れるさ”と思うこと。過度に睡眠不足を気にすると、そのことだけがクローズアップされ気分が萎えてしま。心配のし過ぎが、結果として余分な不安を掻き立てる結果になるのでやめた方がいい。 いずれにしても、あまり神経質にならず、いつも通りに本番を迎えることが大事。
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