小学生の家庭学習法
机の前に座る習慣のあるなしが実力を分けています。 継続して一定の努力をすること=「机の前に座る習慣」 小学生の内に身につけておくことが理想で、中学生は習慣をつける最後のチャンスです。「決めた時刻に、決めた時間だけ机の前に座る」習慣をつけるには1–2年間はかかりますが、身につけばテストで10–20点アップする力がつきます。
小学生なら「予習」より「復習」に重点を置くことです。 過度の予習は「授業に対する」興味を失わせることがあります。特に実力不足の教科で、教科書通りの授業をしているだけの授業では、「予習のプラス」がマイナスになりますので要注意が必要です。授業が上手でない先生のクラスの子こそ復習が必要です。
教科書の仕組みを理解しておくことです。 「問題設定1⇒問題設定2⇒例題⇒練習問題⇒まとめ問題⇒復習問題」 大切なのは「何処からやり直す」かを教えること。
教科別「勉強のコツ」
国語の力をつけるには
「好きな本をたくさん読む」こと。
「漢字を練習する」こと。覚える上で大切なことは、「漢字の“覚え方”を覚える」ことで、ただ、ひたすら数をこなす練習より1/3の節約になります。初めから鉛筆を持たないで「指で書ける」ようにし、「指書きの際は必ず画数を5回位唱えて覚える」こと。
「ノートを丁寧に書く」こと。小学生では丁寧なこの方が理科・社会・国語は伸びます。
最後は「テスト問題の文章に慣れる」こと。 ⇒「求められていることに正確に答える」こと。例:「・・・写しなさい」の場合は、一字一句違わず本文から抜き出すこと。 ⇒「名文(国語力の基礎づくり)の暗誦」が出来るようにすること。
算数の力をつけるには ※「計算問題」は算数の基礎が出来ている子はマスターしています。
「頭脳派」タイプ・・・塾通いをしている子できれいな解き方が出来ます。
「体力派」タイプ・・・まともに計算をし続け、時間がかかりノートも目いっぱい使っています。
得点アップの指導法3点
分数式や図を書く際には必ず定規を用いる ⇒物事を丁寧に取り組めるようにするために習慣づける。 ウッカリミスの多くは位取りによる間違いなのでテストでも10点位アップします。
教科書にある練習問題にレ点や印をつける ⇒教科書の練習問題が出来れば、水準以上の学力がつきます。 ⇒間違えてレ点をつけた問題は、後でやり直しをします。
算数のノートでは消しゴムを使わない ⇒間違えた箇所は二本線を引き訂正する。消してしまったら何処をどう間違ったのかが解かりません。
社会の力をつけるには ※「何かを覚えている」必要はなく、資料を読めば答えは書いてあります。
「グラフ・写真などの資料からどれだけ情報を読み取れるか」が大切です。 ⇒グラフから「解かること」「考えられること」 ⇒1枚の写真から、どれだけのことを考えることができるかがポイント。 ⇒4年生で5個、5年生で10個、6年生で20個以下の意見しか言えない子なら社会科は弱い子です。強い子は100個以上意見がいえます。 ⇒「分布」に注意する。<1>は「○○が多い、○○が少ない」という変化。<2>は「時間や場所」に関することなどの見方を育てること。 「社会」が出来るようにするには <1>グラフが読み取れるようにすること・・・<2>情報を捕まえられるようにすること
「社会事象」についての「味方、考え方」を深めること。
1・2年生は直接「見たり聞いたり」出来る内容であること。
3年生も市区町村のことなので、その気になれば「見たり聞いたり」出来る内容であること。
高学年の4・5・6年生は「日本全体の社会事象」を学びます。学習の中心は「グラフ・写真」を読み社会事象を考えます。
理科の力をつけるには
「飽きるまで実験(物に触れたり)や観察(理科の基本)をさせる」こと。 ⇒理科ができる子供の親は、子供と一緒にいろいろ付き合って行動を共にしています。
「結果は簡潔にまとめておく」こと。 ⇒> 自信がない時は「ほんの少し」という言葉が入った選択肢を選ぶ傾向があるので、経験を確実なものとするためにも「簡潔にまとめる」
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