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  • ishikawa59

受験の情報戦を制する具体的な方法を解説します



敵を倒すには相手の弱点を知ること。自分へのダメージを最小限にしつつ、敵に有効なダメージを与える ことが大切で、そのためには、受験そのものをよく知り、情報を活かすことが何より大切なことである。 進路とは、「自分が進むべき道」のことで、未来の自分が輝ける場所を見つけることに他ならない。



受験情報戦を制する人が試験に勝つ


大学受験情報戦を制するポイント



  1. 試験は学力だけで受かるのもではない!  実力以上とされる希望の大学に受かるには、予備校の選び方、カリキュラム、参考書、問題集の選び方、講習を受ける予備校など、しっかりとした情報を持っていれば勝利できるので、志望校への合格実績ある予備校を選ぶ。

  2. 予備校選びは「相性」とより「情報の蓄積の多い予備校」を選ぶ! <予備校選びの間違い>

    1. 「カリキュラムさえ整っていれば、どこでもいい・・」は不毛な受験勉強に踏み出してしまい間違い。

    2. 「有名な予備校だから」や「名前の通った予備校だから・・」などのブランドを選ぶと、役に立たない情報ばかり集まったり、手に入る予定の情報が入らなかったりするので間違い。

    3. 合格率が高く平均合格年数が短くても、入学選抜試験や入学者を選別する予備校も、元々ある程度の学力をもっている人たちを集めて受験勉強をしているので入って当たり前なので間違い。

<予備校選びのポイント>合格実績で、目標とする大学の①合格率と②合格するまでの平均年数「合格者数、日本一!」でも生徒の数が多ければ当然で、参考にならないので、受験者数に対して合格比率を比較するほうが実力がわかる。また、孤独な戦いを避け、③できるだけ同じ立場、同程度の学力レベルにある受講生が予備校を選ぶ。

  1. 自分と同じ境遇の人が多い予備校を選ぶ!  受験勉強に孤独は禁物。受験友達はお互いの励みに「なるだけではなく、試験直前まで重要な情報源。

  2. 予備校が合わない時は思い切って替える覚悟も必要!  最大限の努力して、3ヶ月、半年経っても一向に成果が現れない時は、替えることも必要。試験に弱い人ほどこだわり続け、無駄な努力を積み重ねている。

  3. 勉強にかかるお金は絶対にケチるな!  予備校の授業料や参考書、問題集代に惜しみなくお金を使うことも、当然「もう後には引けない」と言う気持ち強くしてくれる“いいプレッシャー”になる。(一種の外的動機)

  4. お金の心配をしなくていい環境を整える!  短期間で合格を考えるなら、その期間中は好きなだけ本や勉強にお金がかけられるよう、最低の環境だけは整えておく必要がある。受験勉強に一番大切なのは、お金の問題。クリアできる人が試験に受かる。  お金を惜しむのではなく、かけた時間を惜しむと言う考え方が、試験に受かる発想で、予想以上にお金はかかる。

  5. 旬の情報が多い本屋にはマネに足を運べ!  「試験とは、最終的にその人の情報処理能力を問うものである」と言うこともできる。インターネットは非常に便利だが、使い方次第でマイナスに働いてしまう危険性も秘めている。本屋に足を運ぶと言う作業は、アナログ的であるが、アンテナの感度を鋭くしておくためにも最大限活用する。



進路編


♦志望校を決めたら最初にやることは…


  1. 大学入試…大学による4つの違い

    1. 大学により受験科目が異なる

    2. 大学により科目ごとの配点が異なる

    3. 大学により基礎重視か応用重視かで異なる

    4. 大学により出題傾向が異なる





  1. 合格に向けた3つの戦略

    1. 出題傾向・配点を分析し、学習科目に優先順位をつける

    2. 時間に比例して成績が伸びる科目に絞り、徹底して得意科目を伸ばす

    3. 時間に比例して成績が伸びない科目は、苦手部分を出来る限り削る



努力しても成績が上がらない場合は、方法が間違っている場合と適性がない場合がある!


♦受験生なのに「やる気」が起きないのは…

「受験生なんだ」と思った時、初めて、真の「受験生」になる

受験生:「志望校とういう目標を設定し、それに向かって走り始めた人」のことを言う。

 「行けそうな大学」ではなく、「行きたい大学」に目標をもって勉強することで、勉強の持久力や集中力Mが増してくる。

 例:新入社員でも「もう、自分は新入社員ではない」と心に決めた時から、新入社員ではなくなる。


♦志望校はいつ決めればいいのか…

一般的には高2の夏のオープンキャンパスで決めるのがお勧め

東大や医学部の対策は、高2からでは遅い!

 高1で学部を決定し、高2の夏でオープンキャンパスで大学を決める。

 オープンキャンパスは高1からでも参加できるので早くから参加してみる。

 高2で志望校として決めたのでは、最難関である東大や医学部などは遅い大学もあるので要注意。


♦大学の生情報を得るには…

オープンキャンパスに参加

最大の目玉は「体験授業」。まだ未公表の入試の変更点や受験方法を説明してくれることもある。

オープンキャンパスでは、何を見ればいいか

8つのチェックポント

  1. 大学の周辺環境・通学の便…学年によってはキャンパスが異なるケースもある

  2. 大学の施設・設備…清潔さ、使い易さを重視、学食で食事をしてみる

  3. 教授・研究・カリキュラム…パンフでは分からない人気講義や面白い講義

  4. キャンパスライフ

  5. 受験方法

  6. 学費・生活費

  7. 留学・資格制度

  8. 卒業後の進路


◇オープンキャンパスには行きたい時に行くのがベスト  一般的には高2(中だるみ期)か高3の 春∼ 夏(志望校決定)に参加すると、モチベーションアップを図れる。


♦文系・理系どちら…

 文系…人間の活動を研究対象とする学問系統

 理系…自然界を研究対象とする学問系統

 文系・理系に囚われない学部…スポーツ系、生活関係、教養系系統


文系・理系が決まらない時は…「理系」を選択

理系科目は、独学のハードルが高い文系理系の選択が決まらない時は、文系科目は独学がある程度可能だが、理系科目は独学が難しいので「理系」を選択する。理科なども、考え方や発想の仕方が重要な場面が多いので、人から教わらないと独学が難しい教科。


♦やりたい仕事(文系・理系)が見つけるには…

他人のために「自分が燃えられること…それが仕事!

やりたいことを見つけるための5ステップ

  1. 教科の好き嫌い・得意・苦手について、その理由も考えてみる。

  2. 自分の問題意識はどこにあるのかを考える。

  3. あこがれる人・有り方・職業などを考えてみる。

  4. 周りの人に、自分はどんな人間なのかを聞いてみる。

  5. 自分の関心事について、どんな研究が行われているかを調べてみる。

自分が生まれてきた意味、使命は何かを問いかけるのが職業選択ともいえる。自分は何に興味があり、どうやって世の中に貢献できるかと言う視点で考える。

「社会、日本、人類にとって必要なものは何か。自分の力を役立てたいと思う仕事は何か」を考える。

 自分の為と言う「利己」主義ではなく、自分を忘れ、誰のために、何のためにという「利他」の感覚で燃え られるもの。


♦与えられた課題をやるだけでは成績は伸びない…自分で課題を見つけ出す!…

「依存学習」から「自立学習」に切り替える!

 中学では「依存学習」…与えられたことをやれば成績は良くなる。

 高校では「自立学習」…言われずともやる人、言われたこと以上のことを実行できる人が成績は良い。

 大学では…「問い」を自分で設定し、解決策を導き出すことが求められる。


♦生きるために必要なのが勉強…

勉強とは、「生きる」こと…そのもの! 生きるとは、生き延びること。社会人は仕事を失えば、自分、そして家族を養えなくなる。弱肉強食の世界で戦っている。戦うためには「生き延びるための武器」「より豊かに快適に長生きするための武器」が必要で、その武器となるのが「アタマ」である。

 勉強を通じて忍耐力・記憶力・思考力を鍛えることが大切である。頭の中に多くの引き出しを作ることで未知なる問題を解決できる力を少しずつ養っている。勉強を通じて目の前にある課題・与えられた問題を乗り越えていく精神力も養っている。どんな仕事であれ、そこに付加価値をつけることができるかどうかは、その人次第。工夫してやっていると、最初はやりたくないと持っていたことでも楽しくなってくる。勉強も同じで、まず、えり好みをせずにやってみることだ。楽しく出来ないか工夫してしてみることが大切となる。将来、自分から「楽しさを見つ出す力」は必ずいきてくる。


受験攻略編


ベストコンディションで試験を迎え、最高のパフォーマンスを試験で引き出すには、事前の準備が欠かせない。 備えあれば憂いなし!

  1. 武器となる「参考書・問題集」の選び方

  2. 実戦となる「模擬試験」「過去問」の活用法

  3. 「共通テスト」「私立大入試」「国公立大入試」の突破法 など




♦参考書や問題集選びは見た目に惑わされない!

自分に合う合わないは千差万別。

参考書・問題集を決める手順

感動と成功イメージが、参考書選びのポイント

  1. 自分が欲しいもの(目的)をはっきりさせる 例:英文法書

    • 英文法の根本を理解するのが目的なのか?

    • 一通り理解できたが、ポイントをまとめ直したいのか?

    • 問題レベルは基礎なのか入試問題なのか?

    • 形式は空所補充問題なのか?

など。

  1. 理解・納得・感動があるかどうか  自分が苦手な部分に関する記述について、復習のに目を通し、苦手な部分を読んでみて、理解や納得、また「分かりやすい!」という感動が得られるか?で買う。

  2. 成功イメージが湧くかどうか

    • 学習計画に参考書や問題集をどのように盛り込むのか?

    • 参考書や問題集を計画通りに終わらせるにはどのくらいのペースで学習すべきか?

    • ほかの教材とどのように組み合わせて使用するのか?


以上のような点を考慮して、成功イメージができたらOK!迷ったら、もう少し吟味する時間が必要で買わない。


♦自分に合う参考書や問題集(には、相性がある)は…

「文系タイプ」か「理系タイプ」かで異なる

  1. 理系タイプ(右脳型) 言葉よりも絵をイメージしたほうが頭に入りやすい人は、イラストや図表が豊富な参考書が良い。 (国語や英語は苦手だか、記号だけの方が頭がスッキリし、数学利香は抜群にでき、二次でも満点近く得点)

  2. 文系タイプ(左脳型) 絵や直感よりも言葉で物事をとらえた方が頭に入りやすい人は、言葉による説明が詳しく、行間が省かれていないものが良い。 (数学でつまづく生徒の中には、「解説が不十分な問題集」で一生懸命頑張っているが、時間がかかるだけで徒労に終わったら意味がない。参考書をたくさん買って、類題を丸写しも意味がない)


♦自分のレベルの参考書や問題集は…

参考書問題集をけちるな!

  • 3問に1問程度解けないが、解説を読めば自分に足りないかがわかる問題集を買う

  • 参考書は「参考にすべき」書で、内容全てを読み通す必要はない

  • 問題集や参考書は「自腹で購入する」 「友達から借りる」「塾のものを借りる」と言う姿勢は、トコトン使いこなす覚悟ではなくお勧めできない。


♦模試は健康診断書

…模試は本番を想定して、真剣勝負で臨む

学習計画は、基礎力養成期と実戦演習期の2つの時期に分ける

  • 基礎力養成期…志望校合格に必要なレベルまでの問題集を解き込む時期。

  • 実践演習期…志望校の過去問を解き込む時期。

 年間の模試受験日毎に各教科で終わらせるべき単元・ジャンルを決め、照準を合わせ学習目標を決める。

模試は、真の力を試すテスト。普段なかなか引き出せない長時間の集中力を養うことができるので、通常の学習にも良い影響を与える。


♦過去問について…

名門校の入試ほど、出題傾向が安定!

出題形式や難度などの傾向を知り、それに合わせて勉強するのが勉強の第1歩なので、早く過去問を見るべき。

伝統ある一流大学ほど、出題傾向の変化が穏やか。また、額分・学科の再編など変化の激しい私立大を受験する場合は、過去問だけでなく、近いレベルの他大学の過去問なども参考にし、幅広い演習に取組む。

過去問を解き始める時期!

高3で受験勉強を始めたら、過去問を直ぐ解き始める。

入試攻略2つの攻め方

  1. トップダウン型学習…てっぺんから手をつける学習

  2. ボトムアップ型学習…下から少しずつ積み上げる学習


2.のボトムアップ型学習は、「基礎→応用⇒入試問題」と少しずつ上に向かう方法で、学力が十分についていないことを理由に過去問に取組まず、入試直前にようやく取りかかるタイプで、意外と沢山いる。

大切なのは…最初にゴールを知っておくこと。

 何ができれば頂上に達することができるのかをいち早く知っておくことが大切である。


♦過去問に未履修内容がある場合…

全てが解けなくても大丈夫。チャレンジすることで、合格への最短ルートが見つかる!

敵を知り己を知れば百戦危うからず!

  1. 取り組めそうな問題だけでもやってみる

  2. 解く自信がなくても、時間を計らずに、辞書や参考書を総動員して解く

  3. 落としてはならない問題と「捨て」問題を区別する

「敵を見抜く」…初めに、どこが解けそうか、どこから攻略すれば合格点を満たすことができるかを計算する。

入試では、誰も解けない問題を解けることよりも、皆が解ける問題を落とさないことが重要で、失点を最小限に抑えることが大切である。


♦文系で、数学ばかりの勉強だと最悪のシナリオの危険性…

入試の配点から逆算し、勉強の優先順を決める!

得意な英語や国語も、苦手な数学ばかりの勉強では、英語・国語の成績が下がる。


♦共通テストでのミスの連鎖に注意… 終わったことは、くよくよしない!

  1. 必ず前問マークする

  2. 問題用紙に必ず自分の解答を残す

  3. 例年と傾向の違う問題が出て当然、傾向が変わった時は「真価を発揮するチャンス」です

  4. 試験の合間に周りの声を聞かない、聞こえても気にしない

  5. 1日目に自己採点しない




♦共通テスト終了後にすべきこと…

共通テスト後に即行動すべきこと

共通テスト後に即行動すべきこと

  1. 出願校の早期確定

  2. 2次試験の得点シュミレーション 逆転合格が可能かどうかをシュミレーションする

    • 過去数年度の合格者平均点および、合格最低点から、自分の共通テストの得点(受験校の配点に換算)を引き、2次試験で必要な点数を算出する。

    • 各受験科目でどれくらいの点数をねらうかの戦略を立てる。

例…勝負科目は6?7割、苦手科目は5割の得点を目指す。など。

  1. ギュウギュウ詰めの学習計画 ポイント  2次試験は、同じ教科ばかりしていると飽きてしまったり、途中でやるものがなくなることもあるので、やるべきことをドーンと積んで、片っ端からこなしていく。

    • 過去問と間違い直しだけでは不十分。教科書や用語集のインプット、基礎から学習し直す必要があれば、徹底的に基礎力を養成する。

    • 過去問演習、重点強化、弱点補強、模試の復習などバランスを考えて学習し、集中力を持続させる。

    • 理系の受験生は、数学・理科の共通テストの「少ない計算量と簡単な内容」に慣れると、勘が鈍りなかなか2次試験の問題に対応できないので、再び計算力を磨き上げる必要がある。特に、問題を見直すだけでなく、実際に問題を解くことが重要となる。



♦志望校の出願に悩んでいる暇はない…

2次試験は3回チャレンジできる

高3の1⋅2月は、最も中身の詰まった勉強ができる期間で、高3の夏の2倍に相当する学習効率である。

2次出願期間は約10日。1日10時間学習なら、100時間。夏なら200時間に相当する。

前期日程から3月の後期日程まで約2週間。前進し続ければ、その間も学力は伸びる。前期で合格できなくても、最後の最後まで失速せず走り続ければ、中期認定や後期日程で合格することができる。最後まで全力を尽くす。


♦私立大受験で国公立大合格が近づく…

本番で最高のパフォーマンスを発揮するために必要なことは…

私立大受験のメリット

  1. 第1志望校への階段を昇る  最高のパフォーマンスを発揮できるためにも、国公立大前の私大受験は欠かせない。自信を持って本命校に臨むことができる。

  2. リスクマネジメントになる  「この単語は?」「前は解けていたのに…」など誰にでもある。事前に苦手ポイントを発見し、復習できる効果。

  3. 本番の雰囲気に慣れる  見知らぬ人がほとんどの環境で、ピリピリとした本番の雰囲気を知り、実力を発揮できるようにしておく。

  4. 生活のリズムをつけられる  共通テスト後国公立大入試まで1カ月以上あるが、センター後は模試がないので、モチベーションを維持 するためにも、私大受験は効果的。

  5. 気持ちにゆとりを持てる  合格していると、精神的に余裕が出る。国公立大受験が本番なら、私立大は最終リハーサルのつもりで受験。


♦併願校決定のポイントは…

受験に、ムダな経験は何もない!

  1. 方式を決める  「一般入試」「センター利用方式」「地方入試」「学内併願」「全学部日程入試」「試験日自由選択制」「複線入試」等チャレンジ校・実力相応校・スベル止め校 をバランスよく選択する。

  2. ベストは、入試の難易度が少しずつ上がるような日程を組む  体力と集中力を維持できるように日程の間隔はある程度開けて、対策・復習を十分できる時間を確保する。

  3. 合格発表日・手続き締切日に注意

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