きちんと押さえておきたい基礎力強化(地歴編)

基礎力強化の主たるテーマ… 日本史と世界史は教科書を、地理は(地理B要点ハンドブックなど)参考書をメインとして基本的な知識をインプットすること。暗記方法や工夫は勉強法マニュアルを参照し、教科書の「どこを、どの程度まで深く覚えればいいのか」は大学によってかなり異なるので、実際に過去問で調べた方が手っ取り早い。その際に活用したいのが、「用語集」だ。  山川出版社の用語集には、その用語を掲載している教科書の数(①とか⑥) を表しているもので、数字が大きい用語ほど重要と考えてよいので、教科書の内容を「どこまで細かく覚える必要があるか」をチェックする。 解答や選択肢にある用語の“教科書頻度”をチェック!  日本史や地理(生物も可)でも基本的には同じで、志望校で要求される用語のレベルを調べる。記述・論述式解答も過去問の「解答例」の中で使われている用語を調べることで、ある程度の目安を引き出せる。

  • 手順1…志望校の過去問の一題をコピーし解答を書き込んでいく。  自分で解く必要はなく「解答編」をみて解答を埋めていく。選択肢の場合は、正解に○をつけ、キーワードのなりそうな用語に下線を引く。

  • 手順2…用語集で“教科書頻度”を調べる  書き込んだ解答や下線を引いた選択肢の用語を、用語集で調べて“教科書頻度”を表す数字を脇に書き込む。 正誤問題は、不正解の選択肢の気になる用語も念のため調べて数字を書き込んでおく。用語集の見出しに出ていない用語には×印をつける。

  • 手順3…7?8割をカバーする頻度を“下限”にする。  頻出頻度を見て、どのあたりから上の用語を覚えれば概ね解答できるかを考えると、全問正解の必要はなく、7?8割程度をカバーできれば良いとする。ばらつきが多い時は、最も低い頻度より2?3つ上を下限とする。

気になったことは、すぐに用語集で調べる!  難関大の問題は頻度①が3?4割あることもあるが、教科書・用語集を中心に「確実に6割得点できればよし」と考えるなら、教科書を一通り読み終えてから、頻度③以上の用語を確認し、「知らなければ覚える」方針で臨み、余力があれば①、②まで広げていくのが効率的。  「覚えるべき用語」の目安となる頻度を押さえておくと、「絶対覚えるべき」「出来れば覚えておく」「当面は覚える必要がない」とポイントを絞った効率的な暗記ができる。 教科書の「どこ」が問われるのかをチェック!  次に、教科書や参考書の「どこ」が問題として問われているかを調べ、印をつけると、「太字の前後の記述が意外と重要」とか、「欄外の注釈や資料・写真の説明文も大切」など志望校が好むポイントが見えてくる。要するに、教科書や参考書を読みながら、“志望校の好みのポイント”をかぎ分けられるようになる。「出そうなところを優先的に覚える」のは受験勉強の鉄則。 “志望校の好みのポイント”を頭に入れて教科書暗記を進める  大学によっては、当然知っているという前提で「太字前後の説明」や「欄外の細かい注釈」、「写真の説明文、イラスト」などから細かいことを突っ込んで聞いてくる。「教科書はこのくらい細かく読み込んでほしい」という大学側のメッセージを受け止めるべきであろう。それが分かると、教科書読む時の“目のつけどころ”も変わってきて、“出題者の視点”で情報処理(方法は赤本などの「傾向と対策」にも記載されている)ができるようになる。“教科書チェック”が終わったらそのページに戻り、自分なりの印象を書き加え、勉強の基本方針を再確認する。 “用語記述”を含むなら、「正しく書く練習」も実践!  マーク式選択肢の問題は正解を探すだけでよいが、“用語記述”を含む問題では、解答が分かっていても、指定通りに正しく書かなければ正解にならない(少なくても減点対象になる)。この違いは、基礎力強化の勉強でも意識して取り組むことである。  “用語記述”の問題を含む場合は、「書きながら覚える」勉強法を取り入れる。負担が大きいと感じるかもしれないが逆に「書いて確認する」「書いて覚える」ことで、記憶の精度や定着率を高める効果を期待できるので、必ずしも負担増ではない。

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